変わる!美容業界 IWAIグループ/右田取締役マネージャー  インタビュー

変わる!美容業界 IWAIグループ/右田取締役マネージャー  インタビュー

IWAIグループ 株式会社岩井文男美容室
取締役マネージャー 右田 豊香Migita Yuka

20歳で株式会社岩井文男美容室に入社。資生堂美容専門学校通信科卒業後23歳でスタイリストになりロンドンにてヴィダルサッスーンを学ぶ。25歳で店長経験。その後もエステティシャンとして活躍するなど着実にキャリアを重ね採用担当責任者を20年以上務める。数多くの美容学生、高校生と接し美容師になりたい若者を美容業界へ導いている存在。

「自分を変えたい」事がきっかけで美容師の道へ
愛知県の一般企業で会社員として働いていた私は人と話す事が苦手な引っ込み思案な性格でした。そして20歳になり「自分を変えたい」と考える様になっていました。そんな時いつも担当して頂いている美容師さんから「美容師にならない? 」と声をかけて頂きました。これが私の運命を決めました。I W A I グループの岩井文男オーナー( 現会長)を紹介され面接をして頂きました。人と話す事が苦手だと伝えると「大丈夫、美容師になったら多くのお客様と話す機会が増えてだんだんと話せる様になれるから」と笑顔で言って頂いた言葉に勇気を得てトントン拍子に入社が決定。私は美容師の道へと進みました。現在IWAIグループは創業52年を迎え、直営、フレンドシップサロン、飲食などを含め合計55店舗( 令和3 年1 月現在)という大規模な会社に成長しましたが、当時は創業約5 年で数店舗、これから伸びて行くという時でした。

キャリアを積み重ねた美容師時代
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私は東京の資生堂美容専門学校の通信へ通い美容師免許を取得、23歳でスタイリストデビューしました。その直後、ロンドンに渡りヴィダルサッスーンの技術を習得しました。日本の美容師の中では早いタイミングだったと思います。その後、25歳で中津川店の店長を務め、引き続き神宮店、高針店、浜松店を任され経験を積んで
行き会社の発展と共に成長しました。そして私は35歳になったら美容師を一旦退きエステティシャンになろうと決意しました。そしてエステティシャンへ転身。会社でのキャリアも長くなり現場の仕事だけでなく本部の仕事にも携わって行きました。そして会社の規模が大きくなり人材採用の仕事がより重要になって行く中で、40歳を過ぎた頃に採用担当者となり、以来20年以上携わっています。

時代と共に変化した採用の状況
採用担当者として20年以上、美容学生さんを見て来ましたが、時代と共に本当に変わったと思います。20年前はまだ新卒採用する美容室の数も少なく、その割りに美容学生の数が多かったので一度会社に入社したら簡単に辞めるという事はなかったと思います。美容師は修行という感覚もありましたので、厳しい事は当たり前という風潮もありました。しかし、平成から令和と時代は流れ、情報化社会が加速し2 0 1 5 年位からS N Sを使った就職活動が始まり、転職も当たり前という時代になった様に思えます。美容業界の中でも多様化が進み、職種は美容師以外にもアイデザイナーなど様々です。また働き方についても正社員、パート、業務委託、フリーランス、色々あり選択肢が多い時代になりました。美容業界内で転職する人以外に、美容業界から離れて他の職に就く人が多いですが、美容はとても素晴らしい仕事なので、残念に思います。

採用担当者として心がけている事
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美容業界の問題点でもある離職を減らす為にも採用担当者の仕事は重要です。条件など表面的な部分だけではなく、本質的な部分をしっかり伝える必要があると感じています。心がけている事は「見える化」です。その一つは働く先輩をしっかり見て、話を聞く事だと思います。社会保険完備や、週休二日制など、働く条件に差が無くなって来た昨今では誰と働くかがとても大切な事です。こんな人たちと働いてみたい!一緒に働くイメージが付く! などどフィーリングが合うがどうかがポイントになると思います。また目標についてもしっかり「見える化」をしています。美容師に限らず仕事というものはツライ事もありますし、なぜ、努力が必要なのか、しっかりアドバイスをしながら指導をしています。

伸びて行くスタッフの特徴
伸びて行くスタッフの特徴はコツコツ練習しているスタッフです。I W A I グループの経営理念にありますが、「急がず、休まず」「凡事徹底小事大切」「NEXT ONE 」(いつも未完成の気持ちを忘れず、挑戦し続ける)この3 つをしっかり実践する事で次に繋がります。同期の中でも差が付いて行くのは練習しているか、していないかの違いです。努力の積み重ねが結果として現れます。コツコツ積み重ねて行く事がいつの時代も絶対的に必要な事です。小さい事が、キチンとやれない人は大きな事はなし得ないでしょう。スタイリストになってからの伸びもアシスタント時代の過ごし方がとても影響しています。アシスタント時代に素直にお客様と接し、お客様の心を掴む事が大切です。

美容学生時代にやっておきたい事
学生時代のうちに常識的な事をしっかり身につけておいて下さい。例えば挨拶です。おはようございます。ありがとうございました。ご馳走様でした。など当たり前の事がしっかりできる事が社会人としての第一歩です。IWAIでは、面接の時に挨拶はもちろん、廊下を歩いてくる姿勢、筆記の時の書く姿勢なども採用基準に入れてます。先ほどお話ししましたが「凡事徹底、小事大切」。そういう些細な事をしっかりできる事が良い美容師になる為に必要不可欠ではないでしょうか。

若者には多くの可能性があるという事
採用担当のやりがいは採用したスタッフの成長を見る事です。20年以上にわたりスタッフの成長を見続けて言える事は若者には多くの可能性があるという事です。私たち大人は若者の話をしっかり聞いて時代の変化に合わせて変えるべき点は変えて行く事が必要でしょう。そして、時代がどんなに変化しても変わっていない事があります。それは美容師になろうと思ったきっかけです。子供の頃お母さんと一緒に行った美容室での体験から美容師に憧れ目指す人は多いです。そんな夢を裏切らない美容業界を私たちは作って行きたと思います。

株式会社岩井文男美容室
本社:〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-14-15 オークラビル6F
連絡先:052-953-6458

http://www.iwai-group.co.jp

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