「変わる!美容業界 東海版vol.27」経営者インタビュー リジェールグループ 代表取締役 野村 昌広 Nomura Masahiro

「変わる!美容業界 東海版vol.27」経営者インタビュー リジェールグループ 代表取締役 野村 昌広 Nomura Masahiro

人の問題点を解決し夢を実現する会社作り

時代と共に進化したリジェールグループ

私は高校を卒業後、美容の道へ進みました。東京の大手サロンで働いていましたが26歳の頃、地元名古屋へ帰り、リジェール金山店の経営を始めました。しばらくリジェールブランドを展開していましたが、時代の変化と共にリジェールも進化し、現在地域密着型サロン「リジェール」、トータルビューティーサロン「ビューティーガーデン」若手の育成を兼ねた低価格帯のサロン「アンジュヘアー」マツエク&ネイルサロン「ファボリ」デザイナーズサロン「ノイ」白髪染め専門店「キレイ」、個室サロン「ハナレ」などコンセプトの違う8つのブランド、合計12店舗を展開しています。

スタッフの問題解決のために生まれたサロン

ネイルやアイラッシュサロンを始めたきっかけはスタッフの手荒れと、肩の肉離れでした。手荒れに悩むスタッフにネイルを、肉離れでカットができなくなったスタッフにアイラッシュを提案しました。当時はトータルビューティーブームでサロンがネイルやアイへ積極的に参入するという時代の流れもありました。低価格帯サロンができたのも、病気などで美容師への道が中断されたスタッフを活かす場所として作りました。いずれもスタッフの抱えた問題点を解決するために生まれたサロンです。

楽しい人生を送るためにスタッフの夢を実現

私には「楽しい人生を送りたい」という考えがあります。それはスタッフも楽しんでこそ達成される考え方です。そのためスタッフの夢は叶えるよう後押しをして来ました。海外で美容師をやってみたい、というスタッフには3ヶ月の休職を許可し、カナダ、パリ、ニューヨークなどへ行かせました。「人生でやりたい事ならやった方がいい」と思っています。そして「こんなサロンをやりたい」というスタッフの夢の実現もサポートしています。デザイナーズサロン「ノイ」も「かっこいいサロンをやりたい」そんなスタッフの声から誕生しました。

人ありきの経営

リジェールグループには色々な特徴を持つ人材がいます。デザインが得意、撮影が得意、育成が得意など。人とのご縁が全ての始まりです。その結果それぞれの得意分野を活かし、多様なコンセプトを持つサロンが生まれました。また人は必ず年齢を重ねていきます。20代と40代の働き方では全く違います。ライフスタイルに合わせた働き方にも対応しスタッフが長く仕事を続けられる環境を作っています。ウイズコロナ時代は先が読めないといいます。しかし、私は時代の流れに逆らわず人と競わず今まで通り「スタッフの成長に合わせたサロン展開」を積極的に行います。リジェールグループ皆が楽しい人生を送るために。


リジェールグループ
代表取締役/野村 昌広 Nomura Masahiro
1973年愛知県名古屋市生まれ。
理容室を経営する家庭に育つが美容師となり26歳で経営者となる。
様々なブランドを名古屋市金山を拠点に12店舗展開中。