理容師になろうについて

数ある職業の中で、「知ってはいるが実態が良くわからない」と言われる事が多い「理容師」の仕事。英語では「barber」(バーバー)といい、くるくる回る赤と青と白のサインポールがシンボルマークです。「理容師になろう!」では理容業界の本当の姿を伝え、理容師という職業を理解していただくために業界で活躍される方々のご協力をいただき誕生しました。この冊子を通じて理容師の世界をぜひ知っていただきたいと思います。

進化している理容業界!AIに負けない夢ある職業、理容師
理容室と聞くと「おじさんくさい」「ダサい」「男の働く場所」などのイメージが浮かぶのではないでしょうか。逆に美容室と聞くと「かっこいい」「キラキラして見える」このようなイメージではないでしょうか。

理容業界の現状は、新規の理容師免許取得者が減少し高齢化が進んでいます。後継者問題も今後出てくるでしょう。だからこそ、若い人が活躍できる場が多くあります。また徒弟制度が厳しい、仕事が長い、給料が安いなどマイナスなイメージを持つ方もいらっしゃると思います。ところが働く環境は時代に合わせて随分近代化されています。古いままアップデートされていない情報が入ってくるだけで本当の情報が入ってこないからでしょう。そこで、「理容師になろう」の出番です!

私たちが自信を持って言える事「理容業界は、確実に進化している」
その事を取材を通じて「理容師になろう!」としてまとめました。「理容師になろう!」を通じて、理容業界で働く人がどのような思いで働いているのか、どれほど理容業界が素晴らしい所かを感じていただきたいと思います。そして今まであまり知らなかった理容業界への理解を深め、理容師という職業に興味を持ち「なってみたい」と思っていただければこれ程嬉しい事はありません。

理容師の魅力を感じ取って欲しい
1つ目が理容師さんが「どのような思いで働いているかを感じ取って欲しい」という事。
2つ目が「今の理容業の現状について知って欲しい」という事です。

どの理容師さんとお話ししても、理容業の将来のことを真剣に考え、どのようにして理容師 の魅力を伝えていくか試行錯誤して考えられています。私はメディア(雑誌)という形でしか お伝えできないのですが、理容師さんは、目の前のお客様にいつも笑顔で明るく理容師の素晴らしさを伝えています。近年メンズ専門の美容室などが増えてきていますが、私個人としては、歴史的にもメンズカットは理容師の専門分野だと思っています。逆にいうとメンズカットが流行っている今だからこそ理容師にしかできない事がたくさんあると思います。
またダブルライセンスやレディースシェービングの普及により、女性理容師の活躍の場も増えてきました。シェービングこそ理容師にしかできない唯一の技術です。体験した事のない若者も多いでしょう。だからこそ近くの専門学校や理容室に通い一度理容師の仕事に触れてみていただきたいと思います。

「理容師になろう!」を通じて、理容師を世の中の中高生に伝える事で魅力を感じ取っていただき、一人でも多くの人に理容業に進んで欲しいと願っています。

創刊号 vol.2 vol.3