KOCHAB Group(株式会社Lian) / 経営者インタビュー

KOCHAB Group(株式会社Lian) / 経営者インタビュー

「美容師になろう!」の目的は人材が集まり育ち永く活躍できる美容業界にする事。
そして、表面的な華やかさだけではなく、仕事の本質を大切に理念経営に取り組む企業が増えてきました。
時代とともに「物」から「思い」へ価値観が変化した事の現れでもあると思います。
新型コロナウイルス拡大感染の影響により『本質が問われる時代』に変化していきます。

今回は、名古屋市で2店舗、原宿で1店舗経営されているKOCHAB Group(株式会社Lian) 山田オーナーをインタビューさせて頂きます。

KOCHAB Group(株式会社Lian) 
代表取締役 山田 誠 氏

「生活をデザインする」という理念を掲げてサロンを経営する。
サロンワークだけでなくシャンプー、トリートメントの開発を行う。
また独自のカット技術に定評がありコンクールの審査員、他店美容室への技術講師、店舗経営のコンサルティングを行う。一般紙・業界紙に自身の作品提供も行っている。

1975年 岐阜県生まれ
1996年 中日美容専門学校通信科卒
1997年 東京青山PHASE入社
2007年 愛知県名古屋市にLianを開業
2009年 フレンチレストランとコラボレーションしたKOCHAB拡張移転
2016年 名古屋市栄に2店舗目krabatをOPEN
2017年 東京渋谷に3店舗目abiquiuをOPEN
2018年 本店を美と食をデザインする複合施設にリニューアル。施設内には、美容室・アイラッシュ・スパブース・自家製パン屋があります。

技術を磨くのはお客様との約束、
そのうえでお客様との良い関係を築くには人間的成長が大事


技術を勉強して成長し続けるというのはお客様との当然の約束。それと同時にお客様との居心地の良い関係性を作る為には人間関係が大事。人間関係が良くないと長く一緒にいられないですよね。いつも前向きで素直で話をしっかり聞いてくれて美容についてもアドバイスしてくれるのがお客様にとって最高の美容師。そういう美容師になるために、僕たちは会社としてサポートします。

成長を確認する為に考え出した「目標設定シート」
コカブの教育の柱として欠かせないツール

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そして、目指す美容師像に自分がなる為には具体的でなければいけません。僕がアシスタント時代だった昔のように、「とにかくやれ!」みたいに(笑)スパルタで強く言えばやるんでしょうが、長続きしないし、自分のものにはなりません。人に言われてやるのではなく、本人の「どうなりたいか」という目的とビジョンが大事です。そこで、僕が試行錯誤の上考え出したのがコカブオリジナルの「目標設定シート」です。
人は目的があれは勝手にやります。やり方を自分で考えてやることが大事なんです。

【目標設定シートの使い方】
毎月20日以降に、スタッフは店長と一緒に計画を立てます。そうする事によって実行者(スタッフ)の目的が店長の目的に変わります。店長はサポート側として、技術以外に、人としてたくさん良い所があるので、そこを評価してあげられるように作ってあります。
前回の反省、解決策、そこから自分の目標を書く、普通に目標を立てさせるとテスト合格とかざっくりな目標になるので、具体的な項目を立て数値化して、ひとつの目標を10日ごとに分散させます。

5年後どうしたい?逆算するから今やる事がわかる
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よく「5年後どうしたい?」などど聞かれると思いますが、さっと答えられる人は少ないと思います。では1年後だったらどうですか。もっとわかりやすいように1ヶ月後ならどうですか、そこまで落とし込むとわかるので、じゃあ10日後は、最後、今日はどうしようか、という風に細かく逆算してくるとわかるので、5年後もわかるようになります。
今日やる事がわからないと5年後もわからないし、5年後がわからないと、今日やる事もわからないのです。

何が一番大切かというとスキルアップです!
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会社は、プロの美容師になるために必要な事を教えますが、学校ではありません。自分のスキルを高めていった人を公平に評価する場所です。教わるだけで終わらないことが大切です。教わることは「インプット」です。そして、教わったことを実際考えてやってみることが「アウトプット」です。そうすることで自分のスキルになっていきます。インプットはアウトプットまでを含めてインプットなのです。


給料とは何か、
時間に対するお金ではない事を知ろう

給料って何だと思いますか?「時間に対するお金です」と答える人が多いと思いますが、それは時給です。業務委託という働き方もありますが、業務を委託されるという意味です。しかし、正社員という事は「会社という場所で皆でやりたい事を叶える」という事です。その違いを把握する事が大事ですので、僕は最初にしっかり説明します。皆でやりたい事を叶え価値を高め会社が成長する事でお給料が支払われます。

目標は皆で共有し励まし合う

目標設定シートは毎日チェックしてLINEで皆で共有して評価し合います。「いいね!いいね」と反応しコメントを出し合います。一番ダメなのは無視です。サポートする側の店長の仕事の優先順位は、売上をお店で一番あげることではなく、みんなが成長しやすくする為の環境や目標達成までのサポートをすることが一番の役割になります。また僕は東京のお店へ出勤したり出張も多いですが、目標設定シートを見ればスタッフのつまづきポイントがわかります。ですので、スタッフとのコミュニケーションもスムースです。事実を把握して承認してあげるのか、ゼロから聞き出すのではスタッフの上司への信頼度が全く違います。上司としてはスタッフの現状把握が一番大事なので、お互い現状把握できるのは一番安心です。


店舗を出す事が目的ではなく、スタッフの成長に合わせて展開して行きます
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コカブはただ今3店舗展開しています。店舗を増やす事が目的ではありません。スタッフの成長をサポートするのが会社ですので、スタッフの成長に合わせて店舗展開を考えていきます。

〒464-0819 
愛知県名古屋市千種区四谷通3-8
ハウスソヨカゼ1階
KOCHAB
052-734-9676
http://www.kochab.jp

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