株式会社あっしゅ/ASCH 経営者インタビュー

株式会社あっしゅ/ASCH 経営者インタビュー


自分が楽しむ事が一番 やり甲斐のある美容師の仕事

やり甲斐のある美容師の仕事
将来の職業を考える時に「男子一生の業」として人に喜ばれる仕事がしたいと思い、いくつかあっ た候補の中から美容師を選びました。経営者になりたいというより美容師の仕事が好きでしたので、一生懸命取り組んだ結果、ワインディングコンテストで関東1位になり、カットコンテストで日本1位、セットコンテストでも日本1位、その うち日本史上コンテストで最高賞金を頂いてチャンピオンになりました。その後も世界で評価されるようになっていきました。最初から世界を目指したわけではなく、ひとつひとつ走ってるうちに選ばれるようになっていきました。まずは目 の前のお客様に対して「世界一キレイ」にするよ う取り組む事が大事。全てはその積み重ねです。 一方、3人でスタートしたASCHでしたが、とにかく楽しくお客様を施術してキレイにする「甲斐のある仕事」をしたいと考えるようになりました。そして増えていったスタッフたちにもやり甲斐のある美容師人生を送ってもらいたいと常に話しています。

これからの美容業界について
コロナの影響で、学校生活はじめ色々な生活様式が変わってきている事実はあります。 しかし、私たち人間の芯にあるものは変わらないと思います。どんな状況になっても楽しいもの、 刺激のあるものに魅かれる気持ちはあるので本質的な部分は変わらないと私は考えます。しか し、時代の流れに乗ること、波に乗る事は大切です。我々の子供時代は携帯電話は無かった、しか し、いまは通信手段、コミュニケーション手段は劇的に変化しています。それと同じようにこれからも色々な事が変化して行く事でしょう。楽しみながら流行に乗っていきましょう。美容の仕事も流行をキャッチする事がとても大事です。サーフィンの波乗りをイメージして下さい。流行に乗る為には波の頂点の少し前に出るくらいが丁度良いです。前に出過ぎても、ゆっくりし過ぎていても波に乗れないので、それくらいの所でしっかり波に乗るとそのまま自然と波に乗っていけると思います。私もそのようにして何回も波に乗って来ました。また助け合いの精神が大切だと考えます。人間は1人では生きて行けないですし、私自身も1人の力ではここまでこれず多くのスタッフたち、またお客様に助けられてきました。そういう考え方が今後ますます必要になるのではないかと考え ます。

美容学生の皆さんへ!
目標を持って、そこに向かって行こうとしてつまずいても良いから前に進みましょう。 やっているうちに前に進んでしまいます。何も失敗を怖がる必要は無いし、つまずきは感謝だと思えば良いです。失敗は成功のも と、と言いますがまさにその通りですから。

株式会社あっしゅ
代表取締役/大林 博之氏 Obayashi Hiroyuki

愛知県出身。1984年コンテスト史上最高賞金100万円のコンテストで優勝以来、世界に舞台を広げ権威ある賞を数々受賞。メディアの注目する美容師となる。 美容師歴42年。美容業を「一生の仕事」として確立できるよう取り組んでいる。