株式会社ルプラボウ 副社長インタビュー

株式会社ルプラボウ 副社長インタビュー

「美容師になろう!」の目的は人材が集まり育ち永く活躍できる業界にする事。
その為には表面的な華やかさ、お洒落さだけでなく、仕事の本質を経営者がどう考えているのかを発信する事が必要と考えました。「変わる!美容業界」と銘打ったこの特集。
今回は、愛知県東三河エリアでトータルビューティーサロンを展開する株式会社ルプラボウにおいて新しい価値観の美容室の在り方を創造する若き経営者、白井崇義氏のお話をご紹介致します。

株式会社ルプラボウ 取締役副社長 白井 崇善氏まずは美容師になろうと思ったきっかけについて教えて頂けますか美容師になろうと思ったきっかけ1978年生まれ。愛知県豊橋市出身。1996年株式会社ルプラボウ入社。2010年手腕を買われ取締役副社長に就任。経営を任され現在に至る。

良い意味で美容師感覚でなく、柔軟な発想力と行動力でルプラボウを右肩上がりの成長へ導き2016年は前年より二桁アップ。

株式会社ルプラボウは1984年創業。現在愛知県豊橋市、豊川市、新城市でヘアサロン9店舗、ネイルサロン4店舗、アイラッシュサロン6店舗、託児所3店舗を展開し、美容師、ネイリスト、アイデザイナー、ビューティーコーディネーター、託児、広報、デザイナー、経理、本部スタッフを含め、137名の社員が勤務。愛知県の東三河エリアでNo.1の規模と実績を誇る。

当社の理念当社は「美容を通じ、人とのつながりと絆を大切にし多くの人の幸せに貢献します。そしてスタッフの夢を形にします。」という理念の下、美容を目指している人だけでなく 誰から見ても美容室って素敵だな、と思っていただけるような美容室作りをミッションとしています。

また、美容室を通じてお客様を喜ばせるだけでなく、卒業式・成人式・イベントなど、事業の柱を増やすことで雇用を創出し、日本一働きやすい、そして働きたくなるトータルビューティーサロンを目指しています。

社員の為の経営当社の主役は社員です。経営陣はどうしたら社員が満足した人生を送れるかという事を常に考えています。そのわかりやすい指標として給与があります。どんなに素晴らしい理念を掲げていても社員に満足の行く給与を支払えない様では会社の存在価値はありません。

経営計画に必要な個々の目標設定も当社独自の考え方で、給料が上がる目標の立て方をしています。皆が自分の夢の実現の為に働き、それが集約されて会社の業績が上がり、社員へ給与として還元させて頂く。そういう仕組みを築いてあります。お陰さまで、その仕組みがうまく機能し業績は右肩上がりに推移しています。

また経営に於いては売上だけでなく、利益をいかに出すか、という事が大命題です。
社員数を増やさずに売上だけを増やそうとすると社員の負担が大きくなることもあります。それではあまり良いとは言えませんので、社員数を増やし売り上げを増やすことを考えます。

ただ、より成長したい当社では社員(美容師)が頑張らなくても売り上げが上がる事を考え、外から作る利益率の高い事業を行っています。それは、美容室の財産であるお客様のカルテを活かさせて頂く事業です。お客様お一人ひとりをしっかり把握し、どういう場面で私たちの出番があるか、喜んで頂けるかを考えていけばおのずとアイディアは生まれます。そして協力者を見つけそれを実行に移し売り上げを作り利益を出し社員へ還元する。それが私の仕事です。

社員の未来図を明確に描く社員の未来図を明確に描くそして、社員の未来図であるキャリアプラン、ライフプランの構築においても理念にある「人とのつながりと絆」という点を考えています。

それは、どんな形であれずっと社員と繋がっていけるプランです。共に繁栄できるプランです。会社も年数を重ねれば自然と社員も経験と年齢を重ねていきます。男性、女性問わず独立を希望する社員も当然出てきます。そのようなときも何か繋がった形で独立してもらえるよう体制を整えています。そうであれば困った時も助ける事が可能です。

また、女性が結婚しても働きやすいような環境を整え、形にして来ました。託児所もあり、出産後も復帰して活き活き働く女性社員が数多くいます。12月には働く時間の自由度が高く、ブランクあるなどのスキルに関係なく働ける、新しい価値観の女性専用サロンをオープンしました。イチから技術をやり直したい方にもぴったりのサロンです。

さらに当社の自慢は既婚者率が高い事です。そのことは、イコール社員の生活満足度に繋がるのではないかと思います。

社員教育を確実に保証ルプラボウは行政が定めた「認定職業訓練校」に認定されています。職業訓練校には「営業時間内に職業訓練を行わなければいけない」という義務があります。つまり社員教育を確実に保証しているという事。会社として社員の成長を本気で考えているという事です。

美容室のイメージは夜遅くまで明かりがついていて、練習をしているイメージがありますが、当社は営業時間内に練習や勉強ができるだけでなく、それらの時間も業務とみなし給与をお支払いしています。
また、常に効率よく技術習得をするにはどうしたら良いか考え、最近では動画を教育に取り入れています。

会議については毎週金曜日の午前中を会議の時間にあてています。当社はママ美容師も多く夜の会議では参加ができません。そこで、金曜日の営業時間を午後からにして午前中を会議の時間に当てました。全員が参加できますので意志の疎通が図れ効率よく物事が決まって行きます。

「生かし業」として教育に取り組む風土「生かし業」として教育に取り組む風土よく新入社員研修で最初にモチベーションを上げるプログラムがありますが、私は最初から上げる必要はないと思っています。できなくて当たりまえ。むしろ、1年生はお客様と変わらないよ​と先輩社員に話します。

時間をかけて、会社の事を理解し馴染んでくれれば良いという風土です。 私自身できの悪い美容学生であり、新入社員だったのでそう思うのかもしれません(笑)
練習が嫌いでスキあらばサボろうとしていましたし、○○な美容師になる!という強い志もありませんでした。ただ、そんな私でも続けてきたから、一人前になりました。実は長く続けることに意味があるのです。

18歳や20歳くらいの人間は未完成なものだし、すごい志がある子の方が少ないのではないでしょうか。美容学校でどんなに劣等生でも、サロンに入りお客様と接する過程で自信を持ち変わる事があります。私は何人もそういう新入社員を育てて来ました。

美容の仕事は人を生かす仕事、即ち「生かし業」です。「生かし業」なのだからできない人材の能力をいかに伸ばすか、それは経営サイドの責任です。人には必ずキラリと光る能力があります。今できない事にフォーカスしないで10年後の未来にしっかり育っていれば良い。私もルプラボウだったからこうして経営をする人間に成長できたのだと思います。
ルプラボウには適材適所で人材が育つ風土が根付いています。

美容室の可能性・ルプラボウの未来私は美容師の仕事ほど可能性がある仕事はないと思います。これから日本は少子高齢化社会、人口減少に加速して行きます。この事は実は美容業界にとってはチャンスなのです。

なぜかと言いますと、人口が少なくなることは、一人ひとりの情報の価値が高くなるという事だからです。美容室には顧客様の貴重な情報(カルテ)があります。この事は他業界から見たらすごい財産です。そこには美容室としてではなく、企業としての可能性に満ち溢れています。

ルプラボウでは時代の流れを捉え、常に新しい事に挑戦して行きます。
その根底にあるのは、理念であり、社員満足度の高い日本一働きたくなる、働きやすい会社になる為に環境を整え100年続く企業を目指します。

本社本社

〒440-0806
愛知県豊橋市八町通3丁目3番地
MOOビューティーアソシエーション内2F
0532-55-6888

経営理念や教育方針には経営者の生き様や人間性が表れますが、ルプラボウの人に優しい社風は白井副社長のお人柄そのもの。若い経営者ですので今後に期待します。
(「美容師になろう!」編集長 荒井由美)

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