編集長より

美容師になろう!への想い「美容師になろう!NET」をご覧下さりありがとうございます。

「美容師になろう!」はNETと誌面と両方の媒体で東海&関東エリアの美容業界の就職情報をお届けしています。はじめまして!私が「美容師になろう!」を創刊しました。

私は、「美容師になろう!」編集長を努めています、株式会社ビューティープロ代表の荒井由美と申します。
「ユーミン」というニックネームで呼んで頂いています(笑)

荒井由美私は2008年3月に大手求人誌の営業マンを経て美容業界の人材確保、育成、集客のサポートの会社を立ち上げました。

どうして美容業界に特化したのかと申しますと、大手求人誌の営業マン時代、美容室の求人に多く関わったり、大手美容室検索サイト『ビューティナビ東海版』の立ち上げに関わる中(現在はそちらの業務はしておりません)で、美容師さんの純粋さ、ひたむきさ、愛すべき個性的なキャラクターに魅かれ、そして、何と言っても、美容師という『人を美しくして感謝される』という類まれな素晴らしい職業をとても応援したくなりました。

が一方で、業界が抱える問題点を知るにつけ、何とか解決する為の力になれないだろうかと思うようになりました。
今更、数字のデータを持ってきて説明するまでもなく、美容業界は人材危機の問題に直面しています。

  • 少子高齢化の影響もあり、美容師になりたい子供が少ない。
  • 美容学校へ進学し、国家試験をパスしたのに美容師にならない。
  • せっかく美容師になったのに、すぐに辞めて二度と美容師に戻らない。

私としては、こんな美容業界にとって嘆かわしい状況を傍観しているわけにはいきません。
美容師という職業をありのままに伝え、美容師になりたいと思う人を増やし、美容師を増やし、美容業界を活性化していきたい!その為に、なにかやらずには居られない・・

そんな想いの結集として2009年1月に『美容師になろう!』東海版を創刊いたしました。一目瞭然、その名もズバリ!私の中では、このタイトル以外は考えられませんでした。

創刊号※記念すべき創刊号です 現在のこの状況を生み出したのは、長年の美容業界の歴史にも問題があるのだと思います。 ただ、過去を変えることは出来ません。 未来を変えて行きましょう。美容師さんはじめ美容業界に携わる皆でこれらの問題に向き合い、解決していくべき力を合わせましょう。 私共は、ただサポートするしか、『機会』を作ることしか出来ないかもしれませんが、是非、この『美容師になろう!』を通して、多くの読者、美容師さんの共感を得て、美容業界と共に 成長していきたいと思います。そして、一人でも多くの美容師になりたい人を増やし、美容業界を盛り上げていきましょう! 「美容師になろう!」の大きな特徴は理念があるという事です。 私は発行以来、美容業界に人が集まり育ち永く働ける業界にするためには美容業界の社会的地位の向上が必須と考えその事を理念に致しました。簡単に申し上げますと、子供や生徒が「美容師になりたい」と言った時に、「良い仕事だね、良い業界だね」と周囲の大人たちに応援してもらえる状態をつくる事です。 残念ながら現在がそうとは申せません・・ とはいえ、発行した2009年から比較すれば、断然に良くなってきたと思います。

業態が多様化し、職種も美容師以外にネイリスト、アイデザイナー、など多岐にわたります。また待遇面も大幅に改善されました。社会保険加入、新卒の初任給も上がり、休日も増え、ライフスタイルに合わせた雇用環境も整備され、多くの女性美容師が家庭と仕事を両立し活躍しています。仕事を求める側の意識も独立、実力重視から安定、長期雇用へと変化してきました。それに対応するかのように、サロンは家業から企業へと進化しています。

また、美容業界の大きな問題点が人材不足と離職率の高さですが、ここを何とか改善しようと声を上げる経営者の方が多くなってきたと感じています。

最近も2年目の美容師さんたちと話しましたが、美容学校の同級生の半分以上がすでに美容師を辞めているという衝撃的な話でした。この問題を根本的に解決することは本当に大変な事ですが、「美容師になろう!」でできる事はないだろうか、と創刊以来ずっと考えて来ました。美容業界の社会的地位の向上に貢献し、美容業界で働く人たちの幸せな未来作りに貢献するためには何を発信するべきなのか。

ひとつの答えに辿り付きました。それは就職活動で大切な事は表面的ではなく本質的なサロン選びをする事、それには、サロンの待遇や条件だけでなく理念や教育に着目しましょうと提唱してきました。

そして、「経営理念がある事」「新卒育成型サロンである事」「教育カリキュラムがある事」「社会保険に加入している事」以上の4つの掲載基準を設けさせて頂き、それに見合うサロンをご案内する就職情報誌として新たに創刊させて頂く事にしました。そしてその基軸のもと、もう3K(給料安い、休暇がない、きつい)ではなく(古い価値観のサロンがまだ多く存在する事は事実ですが、やがて淘汰されると思います)人材を育成し永く美容師を続けられるような環境を整備する企業が増えてきている事を発信する事にしました。そして美容業界全体を良い方向に導いて行きたいと考えます。

それこそが、美容業界就職情報誌としての使命だと思うのです。

時代が大きく変化しています。新しい価値観と古い価値観が混在し、迷う人々が多いと感じます。

本音と建前が別の時代は終わりました。本気で美容業界を良い方向(人材が集まり育ち続けられる業界)に変えていきましょう。「美容師になろう!」はそういうサロンにコミットして頂ける媒体です。

また貴校におかれましても「美容師になろう!」の理念にご共感頂ければ幸いに存じます。

そして美容学生さんは勿論のこと、先生方や美容学生の親御様、高校の進路担当の先生方にお読み頂き、就職する際のサロン選びに是非、役立てて頂きたいと思います。

株式会社ビューティープロ
代表取締役 荒井由美